お化粧をしなくても肌がきれいな“すっぴん美人”に憧れる女性は、多いのではないでしょうか?
美容業界のプロたちが考える“すっぴんがきれいな人”の条件や「すっぴんでもきれい」になるために、自分でもできることを紹介します。
美容の専門家が考える
すっぴんがきれいの条件
美容業界では、美肌の条件は「うなはだけ」と言われています。
うなはだけ とは、
うるおいがある
なめらか
ハリがある
だんりょく(弾力)がある
けっしょく(血色)がいい
の頭文字をとった言葉。
この条件を満たしている人は、「素肌美人」と言えると思います。
すっぴんがきれいな人が
やっていること
すっぴんでもきれいな素肌美人になるために自分でもできることは、「生活習慣を変えること」と「スキンケアに気をつけること」。
素肌美人の生活習慣
素肌美人の人たちには、共通する生活習慣があります。
どれも無理をしなくてもできることなので、素肌美人になりたい人は、できることから毎日の生活に取り入れてみてください。
- 朝、シャキッと起きられる質の良い睡眠
- 食事に気をつけている
- 肌に悪い食べもの(添加物やジャンクフード等)をできるだけ摂らない。肌に良い食べ物(ナッツ、アボカド、スーパーフード等)を積極的に摂る。
- 適度に体を動かしている(ストレッチやスポーツ等)
- 水をしっかり飲んでいる
- 自分の時間を楽しんでいる(自分の気持ちを満たせている)
食事は、肌に良いものを摂るよりも、肌に悪い食べ物を摂らない方が、肌への良い影響が大きいです。
素肌美人のスキンケア
素肌美人の人たちのスキンケアに共通していることは3つあります。
- 基礎化粧品の選び方
- ファンデーションの選び方
- 寝る前の洗顔を欠かさない
基礎化粧品の選び方
クレンジング、化粧水、クリーム、美容液といった基礎化粧品を肌に負担がかからないものを選ぶことは、素肌をきれいにするために大切なこと。
また、自分の肌質に合ったものを選ぶのもポイントです。
肌にやさしく、きれいな素肌を作るおすすめの基礎化粧品は、ミュシスショップで紹介しています。気になる方は、チェックしてみてください。
ファンデーション
肌への負担で気をつけたいのが、ファンデーション。
素肌美人の人たちは、肌への負担がすくないファンデーションを使っている傾向があります。カバー力が高いファンデーションは、肌に負担がかかりやすいので注意が必要です。
カバー力が高いファンデーションが、肌に負担をかける主な理由は2つあります。
1.成分
カバー力が高いということは、落ちづらい処方になっているということ。肌にストレスがかかる化学的に合成された成分が使用されていることがほとんどなので、活性酸素が増える原因となりえます。
2.落ちにくい
肌にしっかりついている分、洗顔で落としづらいというデメリットがあります。
W洗顔をしてファンデーションをしっかり落としたつもりでも、実は完全には落としきれていなくて、脂汚れが肌に残っているケースが多く見られます。
すると、脂汚れで肌の酸化が日々蓄積してしまい、肌サビの原因を作ることに。
以上の理由から、すっぴんできれいな肌になるには、ファンデーション選びはとっても大切です。
実は、ノーファンデにすると肌への負担が減って素肌力があがる場合も。
ただし、ノーファンデの場合も、UVケアをしないとシワシワになってしまうため、紫外線対策はしっかり行ってください。
寝る前の洗顔を欠かさない
「疲れちゃったから、メイク落とすの面倒だな……」と思う日だってありますよね。
でも、すっぴんがきれいな人たちは、寝る前の洗顔をサボりません。
その日の汚れを落とさずに睡眠をとるのは、肌にとってはNGな行為。
夜、寝ている間に肌は修復されます。皮脂の汚れだけでなく、排気ガス等大気中の汚れが残ったままの肌だと、肌の修復がうまくいかず肌が老化する原因に。
その日の汚れは、その日のうちに落とす。
すっぴんでもきれいな肌を手に入れるためには、寝る前の洗顔をサボらないように心がけてください。
素肌美人になるために
まずやるべき3つのこと
「今は、ちょっとすっぴんに自信がない」。そんな人が素肌美人を目指すときにまずやるべきことは3つあります。
- クレンジングを変える
- 化粧水のつけ方を変える
- 質の良い睡眠
最低限、この3つに取り組んでみると、すっぴんの肌がだんだんきれいになっていきます。
肌の変化を実感するには、目安として3か月くらいかかるため、すぐに肌がきれいにならなくても、あきらめずに継続してみてください。
1.クレンジングを変える
使っているファンデーションや自分の皮脂に対して、クレンジングが合っていないと、肌が酸化する原因になります。
メイクや脂がちゃんと落とせずに、脂汚れが肌に残ってしまったり。
「しっかり脂汚れを落とそう」と洗浄力の高いクレンジングを使って、皮脂の落としすぎで、過剰分泌してしまう場合も。
そのため、脂汚れをちゃんと落としながらも、必要な皮脂は肌に残すタイプのクレンジングがおすすめです。
2.化粧水のつけかたを変える
すっぴんの肌の状態が良くない人は、化粧水が足りていない場合が多いです。
化粧水をパシャパシャっとつけて終わり、という人が案外多いんですが、今の2倍の時間をかけてみてください。
手のひら全体で軽くプッシュしながら重ねづけするのがポイント。化粧水の適量は商品によりますが、1回につき500円玉大×2回を目安にしてください。
3.質の良い睡眠
素肌をきれいにするには、肌に必要な栄養を摂るよりも、睡眠の質をよくする方が効果が大きいです。
睡眠不足だったり、睡眠の質が悪いと、肌のターンオーバーに欠かせない成長ホルモン、女性ホルモンがしっかり分泌されません。
だから、素肌美人になるためには、睡眠ってとっても大事なんです。
すっぴんでもきれい
メイクのコツ
素肌がきれいになったら、眉毛、アイライン、チーク程度のすっぴんでも似合うポイントメイクにもチャレンジしたいですよね。
すっぴんでメイクする時に一番大事なことは、ノーファンデでも必ずUVクリームを塗ること。
化粧下地としても使えるUVクリームを選んでみてもいいですね。
ちなみに、ノーファンデのポイントメイクは、ちょっとしたコツがいります。すっぴんだとメイクが肌にのりにくいからです。
日焼け止め下地ではないUVクリームの場合、粒子が粗かったり、べたべたしすぎて、メイクがうまくのりません。
「すっぴんだと化粧がうまくならないな」という時におすすめなのが、UVクリームの上に化粧下地または軽くフェイスパウダーをつけること。
特にオイリー肌の人は、フェイスパウダーをつけることをおすすめします。
すっぴんでも、クレンジングは必要?
すっぴんの場合は、基本的に洗顔だけでOK。
でも、次のような場合は、クレンジングをして脂汚れを落としてください。
- 皮脂分泌が活発な人(オイリー肌)
- 紫外線吸収剤やウォータープルーフなど、石鹸ではおちないUVクリームを使っている
- メイクをした日
素肌美人になるために
大事なこと
素肌美人になるためには、スキンケアだけでなく、インナーケアや肌に負担をかけない、肌が元気になるような生活習慣が大切。
いっときの取り組みではなく、毎日の継続した取り組みが必要です。
せっかく生活を変えようと思っても、継続できなければ意味がないので、できることから取り組んでみて、「うなはだけ」な肌を目指してください。