「年齢を重ねても、キレイでいたい」。それは、多くの女性に共通する願いではありませんか?
わたしのサロンのお客様も、エイジングのお悩みがある方は多いんです。
いつまでもキレイでいるために、お肌の老化を加速させてしまう原因を知って、しっかり対策することがおすすめです。
「肌老化はいつから始まるの?」、「アンチエイジングは何歳から?」の疑問にお答えし、肌老化の主な原因と、対策について紹介します。
こんな症状は、
お肌の老化かも?!
肌老化は何歳から?
肌老化(エイジング)が何歳から始まるかは、人によって異なります。
肌老化の代表的な症状のたるみ、シミ、しわが気になり始めるのは、40歳前後の人が多いでしょうか。
でも、自分で「肌が老化してきたかも……?!」と思う、ずっと前から、お肌の老化は始まっています。
意外と知らない、
肌老化の初期症状
たとえば、以前と同じようにメイクをしているのに、「なんだか垢ぬけないな」、「可愛くならないな」と思ったことはありませんか?
実はこれが、肌老化の最初のサイン。
シミやしわが出るよりも最初に、顔全体が少しずつたるみ始めます。
エイジングが始まると気づかないうちに、少しずつまぶたや、ほほが下がったり、鼻の下が伸びるなどの変化が起きています。
メイクを普段しない人は、顔の見た目が、若いころに比べて優しくなったな、柔らかくなったなと思ったら、肌老化の初期段階かもしれません。
お肌のエイジングケアは、
何歳から始めたらいい?
「もしかして、老化が始まったかも?」と気付いたら、すぐにエイジングケアを始めるのがおすすめ。
お肌にエイジングの変化が表れるずっと前から、見えないところで肌老化は始まっているからです。
その目安は、体力の低下を感じ始めるころ。
一般的には、身体のエイジングで大きな変化を自覚し始めるのは30代後半ですが、体力の衰えを感じ始めたころから、実は身体の中の老化が始まっていて、肌にも影響が出始めています。
なるべく早めにエイジングケアを始めたいのなら、「体力の低下」が始まったら、お肌のエイジングケアも意識してみてください。
肌老化の4つの原因
肌が年齢とともに老化してしまうのは、仕方のないこと。でも、肌老化を促進する原因となるものがあります。
- 光老化(紫外線)
- 肌の糖化
- 肌の酸化
- 間違ったスキンケア
原因が分かれば対策ができるので、一つひとつ詳しく解説しますね。
1.光老化(紫外線)
肌老化の一番の原因になるのが、紫外線による光老化。
紫外線には、A波とB波があり、それぞれが肌に違ったトラブルを起こしますが、特にA波の方が注意が必要です。
A波
A波は一年中注意が必要で、肌の深部にまで届き傷つけます。顔全体のたるみやシワの原因に。
B波
日焼けの原因となるのがB波です。B波は肌の表面に影響があって、シミの原因になります。
ブルーライトの影響は?
最近では、ブルーライトの影響を気にする方も増えているみたいですね。
ブルーライトは、太陽の紫外線ほど強くはありません。波長はA波に近いので、肌の内部にダメージを与えます。それでも、A波ほどのダメージはないと考えられています。
ブルーライトの肌への影響はまだ未知の部分が多いため、太陽の紫外線対策と同じようにケアしておくと安心ですね。
ただし、あまり気にしすぎてストレスを感じる方が、よほど肌老化の原因になるので、ブルーライトは「気になる場合はケアする」のが、いいかもしれません。
2.肌の糖化
血液中に糖分が多いと、体内のたんぱく質とくっついてAGEという物質が作られます。
AGEが作られる現象が糖化と呼ばれています。
このAGEがシミ、シワ、たるみなど、肌老化を引き起こす原因となるんですね。
肌糖化は「肌のこげ」と呼ばれることも。パンがトーストして焦げるように、肌が糖化していると、皮膚の表面がかたくなって、ごわつきやざらつきを感じるようになったり、肌が黄色くくすんだりします。
日本人の食事は糖質が多いため、肌が糖化しやすいと言われています。
3.肌の酸化
肌の酸化とは、活性酸素が必要以上に増えることで起きます。
本来、活性酸素は、身体に入ってきた悪いものをやっつける物質。でも、日常で肌のストレスが多すぎると、活性酸素が必要以上に増えて、自分の肌や細胞を傷つけてしまいます。
肌の酸化は「肌サビ」と呼ばれることもあり、シミ、シワ、たるみの肌老化を加速させます。
<肌のストレスの要因>
- 紫外線
- 空気中の有害物質(排気ガス、PM2.5、黄砂等)
- お肌に刺激が強い成分の化粧品(界面活性剤が多い等)
- 水の塩素 など
4.間違ったスキンケア
サロンにいらっしゃるお客様から、普段のお肌にお手入れ方法を聞いていると、肌に良いと思ってやっているスキンケアが、逆に肌老化を加速させてしまう原因になっている場合があります。
その中でも、特に、気になる間違ったスキンケアについて、紹介します。
洗いすぎ
洗顔クリームや石鹸の中には、洗浄成分が強いものがあります。
一回で洗いあがりがスッキリするものには、ピーリング成分が多く含まれている場合もあるんです。
洗いすぎると、皮膚が薄くなり、お肌が次のような状態に。
- 乾燥しやすくなる
- 栄養が留められなくなる
- 皮膚のキメがなくなる
すると、化粧水やクリームを塗っても塗っても、肌の状態が良くならないということに……。
また、皮膚が薄くなると、肌に弾力がなくなるため、小じわが増えやすくなります。
肌への刺激
洗顔やコスメを顔に塗布する際に、手で肌に強い刺激を与えてしまっている場合があります。
特に多いのが、次の3つ。
- こする(摩擦)
- 横に引っ張る
- 強くたたく
顔をゴシゴシあらったり、コットンでなですぎたり。また、パッティングも強すぎる方が多いです。
エイジングが始まった肌をお手入れするときは、手の平の力を抜き、顔を包み込んで押さえるのがおすすめです。軽くプッシュするくらいの圧を入れても大丈夫です。
使用量の間違い
化粧水やクリーム、美容液の使用量が、少なすぎたり、多すぎたり。
よくあるケースは、エイジングが目立ちやすい「目の周り」のケア。
目の周りは、お顔の中でも皮膚が薄いので、頬やおでこと同じ感覚で塗ってしまうと、塗りすぎになり脂肪のつぶつぶができる場合があります。
また、粒子の大きいしっかりめのクリームを塗った場合は、クリームの重さで皮膚が伸びて目の下がたるみ、ブルドッグのようになってしまう場合も。
クリームや美容液の塗りすぎは、目の周りに限らず、皮膚がたるむ原因になるため、適切な量を使用することが大切です。
刺激の強い成分
化粧品の成分によっては刺激が強く、肌にストレスがかかる場合があります。
特に、質のあまりよくない界面活性剤や、石油系の成分、香料など。
安価なコスメは原材料を安く抑えるために、肌への刺激が強い成分が使われることが多いということを覚えておいてください。
肌老化をおさえる
3つの対策
肌老化を抑えるエイジングケアのうち、自分ででききる対策を3つ紹介します。
日常のなかで、ちょっと気を付けることで、肌の老化を遅らせることができるので、できることから取り組んでみてくださいね。
1.光老化(紫外線)対策には?
光老化対策は、季節を問わず一年中、紫外線にあたるときはUVケアをすることは、広く知られているので、外出時にUVクリームを塗らない方はあまりいないかもしれませんね。
でも、実は、室内にいても「窓のない真っ暗な部屋」でなければ、紫外線を浴びています。エイジングが気になり始めたら、室内でもUVクリームを塗布する方が安心です。
また、UVケアで気をつけたいのは、UVクリーム。商品によっては肌にストレスを与え、活性酸素を増やしてしまう場合もあるからです。
UVクリームを選ぶときの
4つのポイント
UVクリームは、いろんなタイプのものがあるので、肌老化対策におすすめのUVクリームの選び方のポイントを紹介します。
- 紫外線吸収剤よりも、紫外線反射剤のものを
- SPF30以上(夏ならSPF50以上)、PAは+++(季節問わず)
- 合成着色料、鉱物油、合成保存料など肌への負担が少ない物
- ウォータープルーフじゃないもの
夏は、ウォータープルーフのUVクリームを選ぶ方が多いですが、水で落ちづらいということは、肌ストレスが大きいんです。
海やプールなどにでかける際に、ウォータープルーフを使うのはOKですが、ウォータープルーフのUVクリームを普段使いにするのは、おすすめしません。
普段使いのUVクリームは、石鹸で落ちるタイプのものを選ぶと、肌ストレスが少なく紫外線対策をすることができます。
また、紫外線対策には、インナーケアもおすすめしています。
インナーケアには、活性酸素を除去する作用のあるSOD酵素が含まれるサプリメントを「紫外線を多く浴びてしまったな」というときに、摂るといいですね。
日焼け後のおすすめケア
UVケアをしていても、紫外線を完全に避けるのは難しいですよね。
強い紫外線を浴びたあと、シミにしないためには、48時間以内のケアがすごい大切。
日焼の炎症を鎮静するケアや、紫外線により発生した活性酸素を除去するケアがおすすめです。
アイテム
2.肌の糖化予防には?
肌の糖化の原因は、食事による糖質の過剰摂取。肌の糖化予防は、糖質分を控えたり、糖質量の少ない低GI値の食事を心がけることです。
また、食事のときに、糖質が多く含まれるご飯よりも前に、タンパク質や脂質のおかずを食べるなど、食べ方を気をつけるだけでも、糖化予防になります。
肌の糖化予防に特におすすめなのが、インナーケア。
血糖値の上昇をおさえる酵素「SOD」が含まれる食品を摂取したり、SOD酵素が含まれるサプリメントもおススメです。
<SOD含有食品の一例>
- ルイボス
- 大麦若葉
- 明日葉
- 米胚芽
- 大豆
- メロン
- 落花生種子 など
3.肌の酸化対策には?
肌の酸化対策は、増えすぎてしまった活性酸素を除去すること。
生活習慣を見直すことで、活性酸素を減らすことができます。
<活性酸素を減らす生活習慣>
- 良い食事
- 良い睡眠
- ストレスのない
特に、睡眠不足は活性酸素を増やすだけでなく、女性ホルモン分泌の妨げにもなるため、良い睡眠は、エイジングケアではすごい大切です。
そのほか、身体の内側からのケアも肌の酸化対策に効果的。
光老化対策で紹介した、SOD酵素を含む食品やサプリメントを摂取すると、増えた活性酸素を減らせます。
肌老化が
始まってしまったら
エイジングケアは、エイジングケアコスメを使うことに注目しがちですが、もっと大事なのは、インナーケアや生活習慣の見直し。
同じ量の紫外線を浴びても、シミができやすい人と、できにくい人がいるのは、肌の免疫力の違いです。免疫力をあげるには、インナーケアが大切なんです。
食事から必要な栄養分をとれればベストですが、エイジングケアに必要な成分は食事では取り切れないものもあります。
わたしは、サプリメントもうまく活用して、エイジングケアを行っています。
エイジングケアにおすすめのサプリメントや、お肌に負担がない基礎化粧品をおすすめ商品ページで紹介しています。
外側と内側の両方一緒にケアすることで、いつまでも美しい女性でいたいですね。