肌老化を抑えるアンチエイジングにいい食べ物があるように、肌老化を加速させる肌に良くない食べ物があります。
肌老化が気になる年齢になったら、ちょっと気をつけたい食べ物について、美容家の視点から紹介します。
肌老化の原因となる食べ物
肌老化の三大原因は紫外線、糖化、そして酸化です。
糖化と酸化は、食べ物の影響もあります。エイジングが気になる年齢になったら、身体を糖化させたり、酸化させる食べ物は、できるだけ控えることをおすすめしています。
肌を糖化させる食べ物
もともと糖化している食べ物は、肌を糖化させるので、できるだけ避けたい食べ物です。
糖質が含まれる食品は、高温で調理すると、糖化してしまいます。
たとえば、炒める、揚げる、焼くの調理法。
生で食べるのがベストですが、加熱する場合は、蒸す、煮るは糖化が少ない調理法です。
糖化している食べ物の次に気をつけたいのが、糖質の多い食べ物。
糖質が少ない食べ物は、炒めたり、揚げたりしても糖化が少ないので、糖質が多い食べ物は、蒸す、煮るの調理法で、炒め物や揚げ物は、糖質の少ない食べ物で楽しむといいかもしれません。
<糖質が多い食べ物>
- 砂糖を使ったお菓子
- 主食(ご飯、パン、麺など)
- イモ類(さつまいも、じゃがいもなど)
くだものも糖質が多い食べ物ですが、食物繊維も多いので、糖が身体に残りにくいんです。
また、肌老化を抑えてくれるビタミンや抗酸化作用のあるポリフェノール類も多く含まれています。
だから、果物の糖質は、あまり気にしなくてOK!
ただし、ジュースにすると、食物繊維が残っていないため、糖質が身体に残りやすくなってしまいます。
また、スーパーなどで見かけるカットフルーツは、カットしてから時間が経っているので、ビタミンや酵素が壊れていて、糖だけ吸収されてしまいます。
同じ理由で、ドライフルーツも糖だけ吸収されてしまうため、肌の糖化を促進させてしまいます。
果物を食べるときは、できるだけフレッシュな状態で楽しんでください。
肌を酸化させる食べ物
酸化は、身体のなかの活性酸素が増えることが原因です。
酸化している、または酸化しやすい食べ物や、身体に負担がある物を食べると、体内の活性酸素が増えてしまいます。
たとえば、ポテトチップや揚げ物のお惣菜など、油で揚げてから時間が経っているもの、古い油を使用した食べ物は酸化しています。
また、ジャンクフードや添加物が多い食品は、身体に負担がかかる活性酸素を増やす食品です。
肌を酸化させる食べ物を、日常の食生活からなくすのは難しいので、抗酸化食品を積極的に摂れるといいですね。
お酒の肌老化への影響は?
ビールや日本酒、ワインは糖質が高いため、肌を糖化させる可能性はありますが、楽しむ程度のお酒であれば、それほど気にしなくても大丈夫です。
それでもちょっと気になる方は、ビタミンを一緒に摂ると、体内で糖化しづらくなります。
生のレモンをちょっと絞って入れる、という楽しみ方もいいですね。
アルコールの中には、糖質がほとんど含まれていないものもあります。
それが、蒸留酒(焼酎、ウィスキー、ブランデー、ウォッカなど)。
糖質が気になる方は、蒸留酒を選んでみてもいいですね。
ただし、どんなお酒でも、次の日に目覚められないような深酒はNG。
眠りが浅くなり女性ホルモンの分泌が悪くなったり、肝臓に負担がかかって活性酸素が増えるなど、肌老化を促進させてしまうからです。
コーヒーは
肌に良くないの?
コーヒーの成分そのものは、肌に悪いものではありません。むしろ抗酸化作用があるポリフェノールが含まれるので、食後のコーヒーは糖質の吸収を抑えてくれます。
でも、カフェインを摂りすぎると眠りの質が浅くなるため、飲みすぎには注意が必要です。
カフェインは、12時間も身体のなかに残ります。眠りの質を悪くしないためには、コーヒーは、就寝時間の12時間前までに飲むのがおすすめです。
コーヒーでもう一つ気になる点は、コーヒー豆の焙煎による酸化です。
コーヒー豆は焙煎してから日にちが経つと、どんどん酸化します。酸化したものは、肌の酸化の原因に。焙煎してから日が浅い新鮮なコーヒー豆なら、酸化を心配せずにコーヒーを楽しむことができます。
いつまでも
若々しくいるために
肌の老化を加速させてしまう食べ物を紹介しましたが、「あれも肌老化しちゃう」「これもダメ」となると、食事が楽しくなくなってしまいますよね。
ストレスは、肌老化の原因となる活性酸素を増やしてしまい、逆効果。
肌老化の原因を知って、できるだけ影響が少ない食べ方をしたり、肌に良い食べ物をとるようにして、バランスを取りながら食事を楽しんでください。